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EASでビルドしたiOS用ExpoアプリをWindowsでStore Connectにアップロードする方法

2025年4月21日 15時45分43秒

Macを持っていない環境でWindowsでiOS用のExpoアプリを開発していると、Macを持っていない場合ビルドはExpoのEAS Buildに任せるしかない。そこで一緒にビルドされたアプリデータもExpo側がStore Connectにアップロードしてくれる機能がある。しかし、アップロードは手動でしているのかアップロードを申請してから、アップロードが完了するまで少し時間がかかる。すぐにapp reviewに出したい時などは、結構なタイムロスとなる。

そこでWindows上でIPAをアップロードする方法をこの記事では紹介します。公式でコマンドライン上でアップロードする方法があるらしいが、私の環境ではうまくいかなかったので今回はほかの方法を紹介します。

ios-uploaderをインストール

今回はnode.jsで作られているモジュールを使ってアップロードします。Expoで開発しているならnode.jsの環境は構築済みだと思うのでそこは省きます。

以下のコマンドでios-uploaderをインストール

npm install -g ios-uploader

アップロード用の「アプリ用パスワード」を発行

ここでアップロードするにはApple Accountのパスワードではなく、アプリ用パスワードというのを発行してそれを使う必要がある。

以下にアクセスしてApple Accountにログインしてください。

https://account.apple.com/account/manage/section/security

ログインできたら以下の手順で発行します。

左側「サインインとセキュリティ」→右側下部「アプリ用パスワード」→「パスワード」の右側+(プラス)を押す→名前は適当に→Apple Accountのパスワードを求められたら入力→発行された「vgfy-peoi-hqbn-vmuw」のような文字列をコピーして、保管しておいてください。

IPAをアップロード

アプリ用パスワードが作成出来たら、ビルドされたIPAをExpoからダウンロードします。

ダウンロードされたIPAの場所でPowerShellを開いてください。エクスプローラーでIPAのある場所に行き、空白をShift+右クリックで「PowerShellウィンドウをここで開く」をクリック

開けたら、以下を実行

ios-uploader -u <Apple Accountのメールアドレス> -p <発行したアプリ用パスワード> -f <application-ランダムな文字列.ipa>

これで~doneみたいなのが出たら、アップロードが完了。Store Connectに反映されるまで、2~5分程度かかります。