cable

実機発車ベルスイッチの作り方 半田ごて必要なしで超簡単

2025年3月26日 17時45分48秒

この記事ではプライベート発車メロディーで利用できる実機発車ベルスイッチの作り方を紹介します。半田ごてなど難しい作業は必要ないため超簡単にできます。

対応機器

当サイトで使用できる実機の発車ベルスイッチ及びそれと同等の動作をする機器(以下、実機の発車ベルスイッチのみ記載)は以下の動作をしているものであれば対応します。

  1. ・スイッチ操作によって、シリアルポートのDSR(Data Terminal Ready)のオンオフの切り替えを認識、USBに変換しパソコンで読み取れるもの。


DSRの動作は以下のツールから確認可能

https://www.microsoft.com/store/productId/9NBLGGH43HDM?ocid=pdpshare

対応環境

実機の発車ベルスイッチは対応した環境でのみご使用いただけます。対応しているかはプライベート発車メロディーダッシュボードより確認できます。

https://phm.izumy.me/account/dashboard

対応ブラウザ

  1. Chrome Ver.89~ ※4
  2. Edge Ver89~
  3. Opera Ver75~

対応OS

  1. Windows
  2. MacOS ※6
  3. Linux ※1,2


※1 動作確認済みディストリビューションはUbuntuのみです。

※2 Linuxでご利用には別途設定が必要です。次の見出し「Linuxでの設定」をご覧下さい。

※3 javaScript有効化必須です。

※4 Safariベースのchromeはご利用いただけません。

※5その他ご利用いただけない環境がございます。

※6MacOSでの使用は現在、正式にサポートされておりません。お問い合わせいただいても対応いたしかねます。

Linuxでの設定

Linuxでご使用いただくには別途設定が必要です。以下よりコマンドを実行して下さい。動作が確認できていないディストリビューションは記載していません。

Ubuntu

$ sudo nano /lib/udev/rules.d/50-udev-default.rules

ファイルが上記のコマンドで開けたら以下の部分を変更する

(変更前)KERNEL=="tty[A-Z]*[0-9]|pppox[0-9]*|ircomm[0-9]*|noz[0-9]*|rfcomm[0-9]*", GROUP="dialout"
(変更後)KERNEL=="tty[A-Z]*[0-9]|pppox[0-9]*|ircomm[0-9]*|noz[0-9]*|rfcomm[0-9]*", GROUP="dialout", MODE="0666"

変更出来たら、Ctrl+Oで保存、Ctrl+Zで閉じる、これで完了

用意するもの スイッチ類

以下のいずれか一つ用意してください

  1. 春日電機 動力用開閉器 BSW215B3 https://amzn.to/4kZ3Mrf
  2. 春日電機 動力用開閉器 61×113×55mm BS230B3 https://amzn.to/4j10Ic2
  3. パナソニック 100V丸型押釦 WS3400WK https://amzn.to/43V6U16

用意するもの部品類

以下のものはすべて必要です

  1. D-SUB 9ピン メス https://amzn.to/3RiZMUD
  2. D-SUB 9ピン オス USB変換シリアルケーブル https://amzn.to/4j4T3K1
  3. 配線ケーブル https://amzn.to/3XvYgCg

作業

1,配線ケーブルの用意

まず最初に配線ケーブルをお好みの長さにカットします。大体30cmから60mほどで良いでしょう。

カット出来たら、両端の端の部分の銅線をむき出しにします。

むき出しにするには、ハサミやペンチなどで銅線までを切らないようにカバーの部分だけを切り取ります。

まずは、ハサミやペンチなどでカバーの部分、円周上に切り込みの跡をつけて、切り込みから左右に引っ張ると切りやすいです。

2,発車ベルスイッチに配線する(BSW215B3の場合)

まず、スイッチの角にあるネジを完全に緩めます。

緩めることができたら、カバーを開けます。そうしたら、中身の一番左の上下のネジをある程度緩めて、配線ケーブルのむき出しにした部分を挟み込むように黒は上、赤はしたのネジを締めてください。 以下の画像のようになればOK

配線出来たら、カバーを閉めてください

3,アダプタに配線する

次にD-SUB 9ピン メスに配線します。D-SUB 9ピン メスを横の爪から開けます。開いたら、6番DSRと4番DTRのネジを緩めます。6番DSRに黒、4番DTRに赤の配線ケーブルをスイッチと同じように挟み込みます。

挟み込んだらネジを締め配線ケーブルが抜けないほど挟まっていたらOK

4,仕上げ

すべての配線が終わったら、それぞれをつなぎ合わせれば完成です。

ドライバーインストール

この機器を使うには、Amazonの商品ページに記載されている公式から配布されているドライバーは現在、機能しておらず以下からzipファイルをダウンロードして展開し、中に入っているexeファイルから正常に動作する ドライバーのインストールをお願いいたします。

https://drive.google.com/file/d/1tVlX0Y6b84XjZktTtan2-IvPDrNg95xS/view?usp=sharing

動作確認

動作確認は以下のソフトで行います。

実機スイッチは同時に複数のタブ、ソフトと接続することができません。もし、どこでも発車メロディー以外でソフトやタブで接続している場合、そのタブやソフトの接続を解除し終了させてください。

https://www.microsoft.com/store/productId/9NBLGGH43HDM?ocid=pdpshare

開いたら、「ポート名」をつないで新しく出るポートを選択。私では「USB Serial Port」と表示されました。

選択出来たら、「DTR」をクリックして選択状態にします。その状態で、「開ける」を押して、スイッチをオンオフ切り替えたときに「DSR」が反応したら正常に動作しています。

以下の動画を参考にしてください。

https://youtu.be/PMBEHwb6QTw